みなさまと共に歩んで半世紀

お知らせ

 

 

創立50周年を経て

 

 頌春、皆様には慶いお正月をお迎えのことと存じます。私たちの事務所も所員一同元気で頑張っています。
 当事務所は、1965年12月21日に設立され、昨年12月で50周年を迎え、今年は51年目の新たな出発に踏み出します。異民族支配の下での劣悪な人権状況の中で、多くの県民のご期待をうけての設立でした。設立に参加した古堅実吉、深沢栄一郎、芳澤弘明の各弁護士は、いまだ施政権の及ばない沖縄において、日本国憲法の基本精神である平和主義、民主主義、基本的人権の尊重を事務所設立の旗印に掲げて事務所を設立し、所員一同とともに、この平和憲法の下に復帰する運動に邁進しつつ、多発する労働問題、米軍基地被害、刑事弾圧事件等々に取り組み、県民の権利の実現につとめてまいりました。
 1971年4月以降、事務所は新たに弁護士や事務局員を次々と拡充し、県民の多面的要求に応えられるよう体制を強化いたしました。これにより事務所の活動分野も広がってまいりました。
 事務所には従来の米軍基地撤去、労働者の権利擁護、生活営業を守る闘いの外に、沖縄の自然環境問題、薬害問題、女性の人権問題等々のご依頼が次々と寄せられるようになりました。
 現在のスタッフは弁護士7名、事務局9名のメンバーですが、これからも新たなスタッフを迎え、皆様のご依頼ご要請に応えていける態勢を強化しなければならないと考えています。
 辺野古新基地の建設を阻止する闘いは、県民の喫緊の課題です。警視庁から機動隊を投入までして工事を強行する安倍内閣は打倒しなければなりません。そのためにも今夏の参議院選挙でのオール沖縄の勝利が不可欠です。私たちはこの闘いにおいても、皆様とスクラムを組みながら前進して行きたいと思います。
 当事務所は、多くの県民や皆様の大きなご支援で50年もの活動を続けていくことができました。心から感謝申し上げます。
 皆様のご健勝を心から祈念いたします。

2016年1月   

弁護士 阿波根 昌秀


2016年01月07日(木)

 

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